2014年01月27日

バカヤロー!!

「一休み」

DSC_0288.jpg

今日はちょっと痺れる撮影をしていた。あるクライアントからバスの撮影を頼まれたのだが、街の中の指定された場所を背景にして撮影しなけらばならない。

田舎ならいざ知らず、街の中だから車がバンバン走っている状態で撮らなければならないのだ。バスが撮影ポイントを通るのは30分に一度だけ、後は寒い中ひたすら待つだけである。

シャッターチャンスは、1回につき0、1〜2秒、1秒ではない。バスがその背景の理想的な位置に来るのは一瞬しかない。走っているからである。

その瞬間に別の車がバスの前にいたいたらアウト。そして街の中であるからその確率は相当高い。技術ではどうすることも出来ないので、後はカメラマンに運があるかどうかだけである。

指定された四つのポイントのうち、三カ所は鉄人の強運により撮影が出来た。奇跡に近い。残りは一番イージーだと思われるポイントだけである。

そこは交差点なので、その手前にあるバス停からバスが出て来ても、前に車がいないし、他の車が駐車も出来ない。横断歩道の一番前でカメラを構えていれば子供でも撮れるのだ。

そしてその目的のバスがバス停に停まった。後は交差点にバスが侵入したときに撮れば終わりだ。ところがである。停めてはいけないはずの交差点に、1台のトラックが停まったのだ。それもバスの目の前に。

慌てたのは鉄人である。停まるはず無いトラックが停まり、バスはバス停を今まさに出ようとしている。仕方がないので、道路まで飛び出し撮影したのだが、そんな時は良い写真が撮れるはずも無い。失敗である。

そのトラックは、違法駐車している自転車の撤去をする為の車だったのだ。

「悪いねえ〜。こっちも仕事だから。」と。係のおっさん。

こっちも仕事なのだ。寒い中じっと待って、0、1秒の為に、命を懸けて仕事をやっているのだ。「バカヤロー!!」と、鉄人は思わず叫んだのだ。心の中でだけど・・・。

いくら仕事の車だって交差点の中はマズいだろう。とは思ったが、さっきの瞬間は永遠に戻っては来ない。過ぎたことはどうにもならないのである。

「成事は説かず、遂時は諌めず、既往は咎めず」。なってしまったことは、言っても仕方がない。やってしまったことは、いさめても仕方がない。過ぎてしまったことは、とがめても仕方がない。 論語。

という心境である。ちなみにその場所での撮影は、別の日に仕切り直しにした。運がなくなったからね。
posted by masa at 23:52| Comment(0) | 日記
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