2013年12月17日

鉄人、固まる。

「怪光」

DSC_5736.jpg

昨日は久々の宮島での撮影であった。厳島神社の近辺ではなく、弥山、山の方の仕事である。ロープウェイはあるが、大半は山道を歩かなければならない。

寒かったが(麓より約5度低い)快晴で風もなく、山歩きには最適の条件であった。同行されたのはクライアントの若い担当者おふたりで、おひとりは徹夜だそうであったが、息子ほどの年齢で流石に元気である。

おまけに鉄人はカメラ機材が詰まった重いリュックを担いでいた。担当者の方に「持ちましょうか?」と何度も言っていただいたが、そういう訳にもいかない、後塵を拝しながらトボトボと付いていった。

幾つかの撮影場所を撮り終え最後のカットを撮ることになった。最適の撮影ポイントに行く為に、道のない山の中に入ってすぐの時である。突然鉄人の足が全く動かなくなったのだ!

確かにそこに行くまでに結構歩いていたので疲れてはいたのだが、突然足が全く動かなくなるという経験は初めてである。

突っ立ったまま一歩も進めない。どころか足を曲げることも、その場に座ることさえ侭ならない。完全に足が硬直してしまったのだ。

これは困った。たった数メートルの距離にある登山道にさえ戻れない。撮影どころではないのである。直ぐに近くにいた担当者の方が助けにこられた。彼は長くバスケ部におられたそうで、今回の様な場面に遭遇されていた様である。即席のマッサージしていただいたりスポーツドリンクを分けていただいたりした。

そのお陰で、鉄人の症状も幾らか軽くなり、途中ヤバくなる気配も何度かあったが、撮影も何とか済ませ無事生還できたのである。遠慮していたリュックも結局担いでいただくハメになった。本当に感謝しかない。

彼が分析するには、鉄人の足が固まった原因は「水分不足」であった様だ。朝方寒かったのであんまり喉が渇いていず、つい水分を摂取するのを怠ってしまっていたのだ。

冬でも登山をすれば大汗をかく。気づかないうちに体内の水分が足りなくなり、それが足の筋肉の硬直という形で現れたのである。

もし適切な処置をしてもらっていなかったらどうなっていただろう。水分不足は実に恐いものであると痛感した次第だ。

ところで、クライアントのおふたりも全然水分を摂っていなかった。でも最後まで元気そのもの、やっぱり歳には勝てないと悟る。次に山の撮影があったら息子に行かせるしかないな。

posted by masa at 23:04| Comment(2) | 日記
この記事へのコメント
鉄人さん、こんばんは。はっきりくっきりです。
大事に至らなくて良かったですね。
年を取ると水分は意識して補給しないと忘れがちですよね。
私も仕事帰りになって気づく事がしょっちゅうあります。

『怪光』はその時に撮られたものですか?
不思議な現象ですね。
Posted by はっきりくっきり at 2013年12月17日 23:49
はっきりくっきり様 いらっしゃいませ。

何時もコメント、どうもありがとうございます。

ちょっとヤバかったですね。カメラマンって結構危険なんです。どんな仕事を依頼されるか分かりませんから。

台風の時に空撮したり、カンボジアのスラム街を撮影したり、手摺のないビルの屋上から身を乗り出して撮影したこともあります。

若いときは体力と運動神経には自信がありましたので、今まで何とか無事にやってきましたが、これからはいささか不安ですね。

今回のは水分補給を怠った不注意ですが、以前はそんなこともあまり気にせず寝食を忘れ夢中になって撮影をしていました。

老化と上手に付き合っていかなければなりません。反省しています。

写真は、写っていませんが画面右に太陽があって、いわゆる太陽の傘に偶然太陽の光があの様な当たり方をしたみたいです。

自然現象って面白いですね。光の下の光った屋根が、宮島のロープウェイの駅になります。足を痛めた後に撮ってます。カメラマンの「性」ですね。

Posted by 鉄人 at 2013年12月18日 12:16
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