2013年09月06日

間の悪い男達。

「赤鳥居」

DSC_1715.jpg

世の中には間の悪い人間がいる。昨日の鉄人がそうだった。昨日宮島で朝から撮影があった。時間的にタイトな仕事だったので、たまたま休みだった次男をアシスタント代わりに連れて行った。

撮影は順調に進み午前中に終了した。昨日は午後から宮島の対岸にある宮浜温泉の有名旅館の撮影があったので、温泉の近くのラーメン店で昼食を摂ることにした。

そのラーメン屋でラーメン定食を頼んだのだがこれが凄いボリューム。その店はトラックの運転手やガテン系のお兄さん達がよく利用しているみたいで何しろ量が多い。彼らにとっては適量なのかもしれないがヘタレの親子はアズリまくる。

残すのは申し訳ないので頑張ったが撃沈、親子共々それ以上は一口も食べれず敗残兵の様に店を後にしたのだ。

昼から撮影する旅館は全国的にも有名で値段も高い。宿泊しなくても昼食と温泉の入浴のセットのサービスをしている。今回はその昼食の撮影である。落として割ったら撮影料などたちまち吹っ飛びそうな食器に、見事なばかりに盛りつけされた料理の数々が並んでいる。ちょっとした旅館の一泊代くらいの値段がするそうだ。

味は分からないがその料理を観ればこの旅館のレベルの高さと人気のほどが理解できる。撮影は無事に終わり次の撮影の為に帰り支度をしていたら、旅館の人が撮影した料理を食べてくださいと勧めてくれた。

撮影の仕事ではたまにあることなのだがこれほどの料理を勧められることは珍しい。本来なら貧乏人親子諸手を挙げて歓迎するケースなのだが例のラーメン屋を出た直後なのである。今にも鼻の穴からラーメンの麺が出てきそうな状態の時なのだ。何という間の悪さ!!

しかしクライアントの手前断る事は出来ない。親子でいただくことにした。特に息子は「あなたは若いんだから」とどんどん勧められる。息子の笑顔が引きつっている。

いただいた料理は本当に美味しいものであった。秋用の料理なので「松茸の土瓶蒸し」をメインに、刺し盛り、あなごのひつまぶし、和牛の何とか、ウニと何とか、その他何とか・・・、普段目にする事があまりないので名前が分からない何とか料理のオンパレードなのだ。これがすべて美味しい。味オンチの鉄人だって美味しいものは分かる。不味くても平気なだけである。

また量も多い。あなごのひつまぶしは茶碗三杯分あった。息子一杯、鉄人涙の二杯。他の料理もひとつひとつはさほどの量ではないが品数が多い。ふたりで譲り合いながら何とか完食。これでもし味が悪かったら絶対に完食など出来なかったであろう。

仏陀が説かれた「空腹は苦、満腹でも苦」。正に真理である。

間が悪い親子がその日の我が家の夕食に一切手を付けなかったのは言うまでもない。
posted by masa at 23:42| Comment(0) | 日記
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