2013年07月23日

問題の解決法。

「盆帰り」

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小林正観という方がおられた。故人である。肩書きは心理学博士、教育学博士、社会学博士。著書も多くその道ではかなりメジャーな方でもあった。

この方の思想はファンダメンタルな部分に於いては「仏教」である。その仏教のエッセンシャルを、鉄人みたいな凡夫にも現代風な方便を用いて実に分かり易く説明してくれている。

彼の著書の中の一冊に「この世の悩みがゼロになる方法」というものがある。何ともストレートなタイトルであるがとても為になる本である。

その中で「問題の五つの解決方法」というこれまたストレートなタイトルで、人生の問題を解決するのに使える五つのやり方というか考え方を取り上げている。

一つ目 戦うこと。

二つ目 逃げ出すこと。

三つ目 我慢すること。

四つ目 気にしないこと。

五つ目 気にならない。

四つ目の「気にしない」は、”I don't mind." いわゆる「ドンマイ」である。五つ目は "There is no problem."( どこにも問題がない)ということ。

我々は自分の目の前の問題を解決する方法として、ほとんど一〜四つ目までの解決方法を使う。その中でも四つ目の「気にしないこと」は、かなり高度な問題解決方法だと思われるが、自分の目の前の出来事を「問題」であるということは認識していることになる。

それを意識して自分のアウトサイドに持って行くという行為の様な感覚がある。その点五つ目の「気にならない」は、自分の目の前の出来事が「問題」の対象に最初からなっていないことになるのだ。

"There is no problem." 問題など何処にも存在しないのである。まったく最初から問題が発生していない訳で、解決法も何も無い訳である。誰かから何かを言われた。それが本当のことなら間違っていないのだから認める。逆に間違いなら事実ではないのだから気にならない。ということだ。

自分の目の前で起きた現象が問題なのか否かは当人が決めることである。問題と思わなければ問題の解決も必要なし。これが根源的な問題の解決法になると小林正観氏は述べられている。

ではどうすれば問題を問題としない人間になれるか。正観氏の言葉では、常に「寛大」「寛容」「公平」「平等」「誰に対しても同じ笑顔」「同じ優しさ」「同じ慈しみ」で接すること。

やはり人格を作り上げることだと思う。言うは易しであるが、確かにその通りであると思うし、それに少しでも近づきたいと思うのである。
posted by masa at 22:58| Comment(0) | 日記
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