2009年02月09日

赤ひげ

赤ひげ
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五日のブログを休んだ理由は映画「赤ひげ」を観たことが原因である。何日も前の話しであるが、その映画が印象に残っていたので書くことにした。 
 
夜十時頃になったので、さてブログでも書くべと炬燵から立ち上がり、テレビのスイッチを切る前に何となくチャンネルを変えてみた。その時テレビの画面から、圧倒的迫力の白黒映像が目に飛び込んで来たのである。その素晴らしい映像に、何だろうと思ってスイッチを切るのを取りあえず止めて、暫くその映像を観ていた。最初は何の映像か解らなかったが、その内によく知っている顔が出てきた。それは若い頃の加山雄三であった。それでピンときた。その映像は黒澤明の「赤ひげ」という映画だったのである。

「赤ひげ」自身は昔観たような記憶がある。しかしあんまり覚えていなかった。今回も放映時間の真ん中あたりで観始めたものだから、ストーリー展開がよく解らない。しかしよく解らないのに、鉄人を画面に引きつけて離さないのである。

その鉄人を引きつけて離さなかった理由は、映像の素晴らしさに尽きる。ちょっと観た映像の素晴らしさ美しさだけで、人を立ち止まらせるような映画はそうあるものではない。黒澤明恐るべしである。

さっきも述べたようにこの映画は白黒映画である。鉄人も一応カメラマンなのでよく解るのだが、色での表現が出来ないので、光と影の演出がすべてになってくる。この演出が凄いのである。その登場人物が持つ内面まで、光と影で表現している。色が付いた映像よりも遥かに饒舌にその登場人物を語っているのである。

そしてある意味画面がデザイン化パターン化されている。干してある布団がすべて同じ柄だったり、登場人物をグループごとに明確に色分けされていたり(服装など)、現実ではあまりあり得ないことであるが、それが観る側に計算し尽くして描かれた「絵」としての印象を植え付けるのである。

ストーリーは途中からしか解らなかったのであるが、それでも面白かった。舞台は小石川療養所。あの暴れん坊将軍徳川吉宗のドラマによく出てくる貧民の為の救済施設である。そこにエリート街道を突っ走るちょっと天狗になっている若い医者加山雄三扮する保本が来る、そこには貧民の為に尽くす医者、三船敏郎扮する「赤ひげ」がいるのである。最初は反発していた保本も「赤ひげ」が弱者に向ける優しさに感化されて、少しずつ医者というものの本来の姿に気がついていく、というようなストーリーである。

この映画は黒澤明が得意としている活劇の要素は少ない。どちらかというと地味な映画である。しかしこの映画に対する黒澤の思いは強く、製作に丸二年かかっている。それだけ隅々まで神経が行き届いた作品だといえ、当然完成度も高い。公開当初から評価も極めて高く、その人気は今だに続いている。ヒューマニズム映画の先鞭を告げるこの映画。黒澤映画を代表する作品であることは論を俟たないのである。


今日の体重        66.7kg

今日の歩数        1,500歩(外は雨〜)

今日の食事   朝    ジャムトースト   一枚
             ヨーグルト
        
        昼    味噌ラーメン
             焼きおにぎり    一個
             水         1,000cc

        夕    ハマチの照り焼き  一切れ半
             糸南瓜の酢漬け
             鶏ささ身サラダ
             五穀米       半杯
             水         1,000cc 
        
        1,500キロカロリー
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