2008年11月30日
仏教と現代物理学
今日、ある方の仏教の講演を聞きに行きました。約3時間、実に内容の濃い講演で、改めて仏教の奥の深さを感じました。
仏教といえばご存知のように世界三大宗教のひとつですが、他の宗教と一線を引くのは、非常に物理学的要素が含まれている点にあると思います。数の単位など昔の単位を使ったりしているので、古さを感じるようですがその内容たるや極めて論理的、科学的、物理的なのです。
否、かえって今の科学や医学、現代物理学が、後追いで2,500前仏陀が説いた経典の内容を立証するという現象が起きています。考えてみたらこれはとんでもないことで、2,500年前、何の実験装置や実験材料、研究データなどなかった状態で、何故、仏陀がそのような内容の話を弟子達にすることが出来たか、これは永遠の謎でしょう。しかし経典は手に入れようと思えば誰でも手に入れられるし、読もうと思えば誰でも読むことは不可能ではない。文章として現実に経典に現代物理学や医学に匹敵するもの、あるいは凌駕する内容が書いてあるのです。資料としてあるのですから否定のしようがない。
一切経というお経は、約7,000巻あります。読むだけでも20年はかかるという途方もない代物。ですからこれを読破した人物は歴史的にも数少なく、現在では数人しかいないのではないかと言われています。キリスト教の聖書、イスラム教のコーランは一冊です。桁が違います。仏教だけ何故それだけの数の書物を必要としたのか。それだけ多岐に渡る言葉が仏陀の口から発せられたからに違いありません。そしてその内容が真実ゆえ、数多の歴史的人物により研究され引き継がれてきたと思います。
宗教はイヤ!という人も多いかもしれませんが、ひとつの書物として仏教の経典を繙かれるのも面白いかと思います。
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