2014年10月18日

隣の芝生。

「慈雨2」

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「隣の芝生は青く見える。」とよく言う。自分が置かれた状況よりも他人の方が良く見えてしょうがない。仕事もそうである。

我々は自分の仕事で毎日苦労をしている。何か他の仕事の方が楽しそうだ。楽そうだ。儲かりそうだと思ってしまう。

そこで道元は諭した。「我が道にあらず己(おの)が分にあらざらんことを修(しゅ)するは即ち非なり。」とにかく自分の仕事に没入せよ、只今現在にベストを尽くせということだ。

「器用貧乏」は結局大した仕事の実績を残せない。人間性も中途半端の成長しか望めないのである。鉄人には耳が痛い話だ。

鉄人は長く写真の仕事をしているのだが、それ以外の仕事に浮気心が無かったかと言えば嘘になる。知人の「宇宙エネルギー商品」の店に出資したり、出資者を募って「健康食品」の会社を立ち上げたりもした。

そのいずれもが中途半端、儲かりもせず実績も残せず挫折したのだ。「隣の芝生が青く」見えていたのである。

遠藤弁護士は語る。「人間一芸に秀ずれば百芸に秀ず」。ひとつのことを掘り下げて超一流のスペシャリストになれば、人間味豊かな人物になれる。そういう人物は他のことに対しても的確な意見を述べることが出来るのだそうである。

イチローは野球という一芸、白鵬は相撲という一芸、北島三郎は歌手という一芸、その一芸以外は素人である。しかしその一芸を極めた人物は、なんびとも認める偉人になるのだ。

右顧左眄せず自分に与えられた天職を極める。ひとつの道を極めることこそ大切だと今更ながら教えられたのである。
posted by masa at 21:52| Comment(0) | 日記