2014年09月18日

苦慮。

「稲と曼珠沙華」

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鉄人の最近一番の悩みは母のことである。四十年振りくらいに一緒に住んでいるのだが、当初考えていたより相当辛い。

たまに遊びに来る妹も感じていたのだが、母は昔と随分違う人間になっていた。母は最も近い肉親であるが、鉄人が苦手とする人間のタイプに変貌していたのだ。

良い悪いではない。誰にでも苦手なタイプの人間はいるものだ。他人なら近づかなければいいのだが、老いた母に対してはそうはいかない。だが苦手なものは苦手なので苦慮しているところである。

母が悪いのではない。鉄人自身がどう感じどういう感情を持ったかの問題である。母を苦手にしていない人間だっているはずである。母は変わらない訳だから鉄人自身が変わるしかない。だがそんなに簡単にはいかない様だ。

現段階では必要な事以外は口をきかないことにしている。下手に口をきけば逆ギレされたり、誰かに悪口を言われるのがオチだからである。

口をきかなければ、表面上は摩擦が生まれないので一見静かだが、その様子は殺伐としていて決して楽しいものではない。

鉄人は長い時間を掛けて、楽しい家庭になる様に努力をしてきた。家族は身近な存在だからこそ何よりも努力をする事が必要だと思っている。お互いを尊重し協力はしてもそれぞれの人生の邪魔をしない。それには相当の努力が不可欠になるはずだからだ。

鉄人家族と母との共有の時間がまだあまりにも短い気がする。やはり努力をするしかないと感じている。母はもう変わらないだろうから鉄人自身がどうするか。

自分の心は自分のもののはずなのに、実はその心をコントロールするのは並大抵のことではない。当然鉄人もそうである。例えば「怒り」はいけないことだと理解していても、怒りは自然に生まれる。そして生まれた怒りをなかなかコントロール出来ない。

捕らえ所のないものが自分の心なのである。そして心はサボりたがる。自分で鞭打つしかないのだ。それが努力だと言える。

出来れば今までの様に笑いの絶えない家庭にしたい。かみさんや息子たちにも思うところはあるだろう。でもまずは鉄人が変わらなければならないのだ。これは学ぶチャンスと捉え自分の心を観察する事で、解決の糸口にしていきたいと思う。
posted by masa at 00:45| Comment(0) | 日記