2014年07月28日

佐世保。

「西海」

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また長崎県の佐世保市で子供による凄惨な事件が起きた。女子高生がクラスメイトの女子を殺害したという事件である。

鉄人、暗澹たる気分になったのだが、子供が起こした凄惨な事件ということと同時に、鉄人の故郷である佐世保がその舞台になったということもその理由になる。

鉄人は佐世保で生まれたのだが、小学校に入るときに佐世保の隣町に引っ越している。生粋の佐世保っこではないかもしれないが、亡父の勤め先は佐世保にあったし、親戚もほとんどが佐世保で暮らしていた。やはり佐世保は鉄人にとっては忘れられない町なのである。

佐世保という町は、かなり特異なところと言える。今でも軍港として有名だが、日本の町の中に米国があるのだ。
佐世保は米国海軍の中東アジアの前線基地である。

ベトナム戦争時でも佐世保から海軍は出航している。当時は反戦運動のメッカでもあった。佐世保にある鉄道のレールの下は砂利ではなくアスファルトである。投石に使用されないようにするためだ。

全長300mにも及ぶ巨大な空母や軍艦が、常に佐世保港内の遠いところに停泊していたことを思い出す。その光景は今でも変わらない。そこに戦争があるのだ。

だから佐世保という町の空気は、その戦争が現実として常に身近に存在するという感覚を無視しては語れない。本州の西のはずれにある田舎町ではあるが、普通の田舎ののんびりとした空気とは異質の一種殺気立った世界でもある。

佐世保という町の雰囲気と加害者との関係性は分からないが、今回の事件をニュースで知って、鉄人が感じていた佐世保という町の特異性を思い出していた。

posted by masa at 22:49| Comment(0) | 日記