2014年07月03日

ヴィンテージ。

「灯り」

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鉄人は撮影で様々な会社や店舗を訪問する。そのそれぞれに違いがあり面白いのだが、いわゆる「老舗」と呼ばれている会社やお店には特に親しみが湧く。

鉄人自身が昭和の人間であるせいかもしれないが、「時代」を感じさせるものにはこころが何故か和んでしまうのである。

そんな時代を感じさせる会社やお店には、それだけ長く経営を続けてこられた理由があるはず。それは結局、「信用」ということになるのではないだろうか。

地元の人々に信用され愛されて来たからこそ「老舗」と呼ばれ、生き続けてこられたのだと思う。起業しても10年以内で9割以上が倒産する。新しい商売を始めるというのはそれだけ難しいものなのだ。

老舗は、そんな厳しい世界で50年100年と生き続けて来た。その努力は大変なものだったであろう。そんな時間を積み重ねて来て今がある。時間を積み重ねることで信用も積み重ねてきたのである。

だからそんな場所を訪れると「信用」という空気に触れこころが和んでしまうのかもしれない。現代は時間の流れが早い。あっという間に世の中の構造が変わっていく。老舗にとっても生き難い時代に違いない。

ある老舗の喫茶店を仕事で訪ねた。鉄人と同じ歳のお店だった。店内をほのかに照らす灯りは自分が生まれた時から灯っていたのだろうか。老舗でしか味わえない温もりのある灯りであった。
posted by masa at 09:28| Comment(0) | 日記