2014年04月12日

くしゃみ先生。

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主人は平気な顔で鼻毛一本一本丁寧に原稿用紙の上へ植付ける。肉が付いているのでぴんと針を立てたごとくに立つ。主人は思わぬ発見をして感じ入った体で、ふっと吹いてみる。粘着力が強いので決して飛ばない。「いやに頑固だな」と主人は一生懸命に吹く。

夏目漱石の「我が輩は猫である」の一節である。抜いた鼻毛を一本一本原稿用紙に立てて並べるのは、くしゃみ先生という登場人物だが、この人物のモデルは夏目漱石本人だと言われている。漱石には変な癖があったようだ。

写真に写っているものは、黒いペンではない。実は鼻毛切りなのだ。鉄人も鼻毛を抜いて、立てまではしないが紙に並べるというおぞましき悪癖があった。たまにびっくりするほど長い鼻毛を抜いたときには、妙に嬉しくなったものである。

しかし考えてみると、そこまで長くなった鼻毛を抜いたということは、そこまで長くなるまで鼻の中にあったことになる訳で、その長い鼻毛の先端が知らぬ間に鼻の穴の外に伸びて出ていたかもしれないということが、容易に想像が出来るのだ。

鉄人も客商売である。若い女性にモテようという訳ではないが、知らぬ間に鼻の穴から出ている鼻毛を見られるのは、恥ずかしいし相手も不快であろう。

ということで、趣味(?)の鼻毛抜きを諦めて、鼻毛カッターを購入したのである。パナソニック製でお値段は1,000円。アマゾンだ。この鼻毛カッター、鼻毛専用ではなかった。眉や髭を整えたり、耳の産毛まで切ることが出来る。思った以上に多様に使えるのである。

早速試してみる。良く切れる。鼻の中の様子は窺い知れないが、耳の産毛は綺麗になくなったし、眉も簡単に整えられた。これは重宝しそうである。
posted by masa at 15:56| Comment(0) | 日記