
新規事業がスタートした。その内容は「生前(遺影)写真」の出張撮影である。鉄人のサイトでは「人生写真」と銘打っている。
生前写真も昔よりは市民権を得ている。最近は「終活」といって人生の終わり方を積極的に考える風潮も出て来た。鉄人は以前より生前写真の必要性を感じていたのだが、ただスタジオで椅子に座って撮るだけでは、場合によってはその人が歩んで来た人生が伝わり難いのではないかとも感じていたのだ。
慣れ親しんだ場所で、家族に囲まれながらもっとリラックスして撮れないだろうか。お年寄りの中にはお身体がご不自由になり遠出が出来ない方もおられるだろう、そこでカメラマンの方からお客様のところまで伺って撮影したらどうだろうか。
そんな思いでこの新規事業を始めたのである。遺影写真は何十年もあるいは百年以上も遺族の家の部屋に飾られる。できれば生前のその人らしさが出ているそしてきれいな写真の方が良いだろう。その為にはプロカメラマンがちゃんと撮影して、メイクさんがちゃんとメイクして、ちゃんと画像修整も施して、これは本当にその人らしい素晴らしい写真だと思われる様なものにしたかった。
だから体半分が他人の背広姿の合成写真だとか、取りあえず写っていればいいという様な写真にはしたくなかったのだ。こちらから出張して、お客様と時間をかけて親しくなってその人らしい表情を撮る。
さらにお気に入りの服や着物を着たり、カープファンならカープのユニフォームを着て写るのも楽しいかもしれない。場所も普段暮らしている自宅の居間や書斎が背景に写っていたり、散歩道や仕事場でも良いだろう。その人がそこに何時もいたんだなと思わせる場所。そんな写真が撮れるのも出張撮影の魅力だと思う。
見本写真はお客様の自宅の床の間を背景に撮影している。お気に入りの洋服を着て大変ダンディである。その人の生活空間の歴史とおしゃれ好きという人柄、そういうものが写せたと思う。
Yahoo!を検索したら「人生写真」のサイトを探せる。「生前写真」「遺影写真」「出張撮影」などがキーワードだ。遊びに来てください。
仕事は仕事なのだが、鉄人の今後のライフワーク的な作品作りとして続けていきたいと考えている。