2014年02月17日

大雪。

「粉雪」

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デンマークの詩人ヘリエ・ローデの作品に次の様な一節がある。

「雪片は君の掌の上では涙の雫のよう。白い想念がなにもいわずにダンスする。世の中に雪ほど心を和らげるものはない」

何ともロマンチックな詩ではないか。鉄人にも柄にもなく雪を愛でるこころはある。確かに雪を美しいなと感じる感情が湧くのだ。

ところでこの数日間の東日本の大雪はどうだろう。とても雪を愛でながら感動しているどころではない。昨今よく観測史上初という言葉を耳にする。今まで経験したことがない様な気象が次々に現れているのだ。

温暖化が問題になっているが、他方で地球は既に氷河期に入っていると論ずる専門家も出てきている。どちらが当たっているのかは素人の鉄人には皆目分からないが、少なし以前とは明らかに異なる異常気象を経験しているのは間違いない。

この様な事を経験してきて感じることは、何と人間は無力なのかということだ。更にその人間の中のちっぽけな存在である自分はもっと無力である。物理的なことに於いては。

異常気象もそうだし、ある感染症が世界中に広がるパンデミックもありうる(一説によれば人類の滅亡の原因で一番可能性が高いのが、このパンデミックだそうだ)。

北朝鮮や中国などには好戦的な不穏な空気が流れているし、原発の事故も恐い。(福島の原発事故は、たまたまの偶然が重なって被害が今の状況で済んでいる。その偶然がなかったら、最悪東日本全域は人が住める環境ではなくなっていたという説がある。それが事実ならそのとき既に日本という国は滅びていたことになる)

この様に我々を取り巻く環境は、益々厳しさを増している様だ。仏陀は、「生きているということは奇跡です。」と、仰ったとか。

その通りだと思う。たまたま生きているのだ。言い換えれば何時死んでもおかしくない、ということになる。仏陀は「常に死を意識する様に、観察する様に」と説かれている。

死を身近に感じることで、今この瞬間の大切さや貴重さを知るのである。そしてそれに沿った生き方を実践するのだ。「死は時と場所を選ばない」という事実、肝に銘じて生きていきたいと思う。

推敲して一句。

閉店の 御礼哀し 冬の暮 へいてんの おんれいかなし ふゆのくれ

                              鉄人

posted by masa at 23:18| Comment(2) | 日記