2013年11月04日

静寂の中で。

「冬遠からじ」

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瞑想に最も必要なものは「静かな場所」だとアーチャン・チャー・バンテーは語られている。どれだけ静かな環境を手に入れられるかは、瞑想の成果に大きく関係するのだそうだ。

確かに周りが騒がし過ぎる様な処で精神を集中させるのは大変に難儀なことである。周りが騒がしいと、熟練者はともかく鉄人の様なペーペーは気が散って瞑想にならない。

鉄人の家の周りは田舎なので比較的静かである。家の者も零時過ぎれば寝てしまう。そこからが鉄人の瞑想の時間になる。瞑想の場所は寝室である。

ほとんどが「座る瞑想」で、瞑想をしている時間は特に決めない。瞑想は初期仏教の修行の中で最も大切なものだが、バンテーは「瞑想者になってはならない。」と釘を刺される。

覚ろうとしてもいけないとも諭される。ただあるがままに座り瞑想をするのだ。何者かになろうとか、何かを掴もうとかしてもならない。何ものにも逆らわず瞑想を続けるのである。

静寂の中で只ひたすらあるがままに座り続ける。何だかとってもかっこいいのだが、これがチョー難しい。鉄人にとってあるがままでいることは途方もなく難しいのである。

道のすべては我々の身体にあるのだ。ふたつの眼、ふたつの耳、ふたつある鼻の穴、舌、そして身体。これが本当の八正道であるとバンテーは説かれる。

この八つの扉を知り考察して真理を明らかにしていくのである。静寂はその道を歩む為には欠かせないものなのだ。
posted by masa at 22:45| Comment(0) | 日記