2013年09月21日

仕事の選択。

「散水」

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鉄人の今の仕事は広告カメラマンである。別段それに子どもの頃から憧れていてなった訳ではない。いわばなし崩し的にカメラマンになったのだ。

最初グラフィックデザインの勉強をしていたのだが、ある日「机の前にじっとできない」自分に気づく。学歴が高い訳でもなく、何か資格や特技があるわけでもない、ついでに金もなかった鉄人は、飯の保証がある住み込みの貸しスタジオに何となく飛び込んだのである。

その時はカメラなんてほとんど触ったこともなく、興味も特になかった。貸しスタジオには芸能人や有名なカメラマン、モデルが多数出入りしているから面白そうだと思っただけ、いい加減な動機でカメラマンの門を潜ったのだ。

それが紆余曲折を経ながら30年以上過ぎた今でも何となくまだ写真を撮っているのである。

経営コンサルタントの神田昌典氏の著書の中に、タイトルは忘れたが「仕事の選び方」を扱っているものがある。これを読んで、自分の人生を振り返りながら非常に同感したことがある。

自分に合った仕事を選ぶにはどうしたらいいか。神田氏の言葉、「やりたい仕事を探すのではなく、やりたくない仕事、やりたくても出来ない仕事を捨てていきなさい。」

自分がやりたい仕事を探すというのは意外に難しい。鉄人もそうだった。しかしやりたくない仕事、やりたくても出来ない仕事を、自分の仕事の候補から除外していくのは誰でも出来ることなのである。

鉄人の場合なら、背広でする仕事は嫌だった。そこでホワイトカラーの仕事は選択肢から除外される。弁護士や医者、会計士も頭もなく資格もないので無理。飯が喰える程運動神経がある訳ではないのでアスリートにはなれない。人前に出るのは苦手なので芸能人も駄目。知識はないし土地もないので農業も無理そう。

などなど、様々な自分にとって嫌な仕事出来ない仕事を選択肢の中から除外していけば、これなら自分もそんなに嫌でなく出来そうだなあという仕事が絞られてくるという訳だ。それとその除外する職業を紙面に箇条書きで書くのがコツだそうだ。頭の中でぐるぐる回転させては整理出来ないからだそうである。

鉄人が若い頃、面白そうだなあと何となく貸しスタジオに入ったのも、あながち間違った選択ではなかった様である。様々な仕事がありそれをこなす人がいてこの世の中は回っている。その人に合った仕事は必ずあるはずである。

本当はやりたくないけど今の仕事をしている人間も数多くいると思われる。人生の中で、仕事に関わっている時間は非常に長い。「仕事の選び方」というのは、自分の人生を精神的に豊かにする上でもとても重要なことではないかと鉄人は思うのだ。
posted by masa at 10:49| Comment(2) | 日記